グリーン市民ネットワーク高知

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尾崎知事に「汚染を拡げてはならない」申入書提出

【追加情報】
 知事宛申入書を提出、同日中に公式見解が高知県のHP上に発表されていました。

   ******

 県庁も御用納めのきょう12/28、13時きっかりに、尾崎知事宛申入書を秘書課Tさんに提出してきました。内容は、以下のとおりです。

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高知県知事 尾崎正直 様




                   グリーン市民ネットワーク高知 一同


 南海•東南海•東海巨大地震の迫る今、日頃から四国電力と勉強会を開催されるなど伊方原発が いかに危険な存在か ご理解の深い知事に敬意を表します。

 しかし、知事は12月16日県議会で、

 「お互いに助け合う気持ちで対応していくのが基本」と瓦礫受け入れに

  前向きな姿勢を示した

と同日付け高知新聞夕刊で報道されました。

このことは、知事への私たちの期待を大きく覆すものです。

 ご承知のように、3.11福島原発事故以降、東日本は広汎に放射能汚染されてしまいました。このような国難の渦中にあって高知県と西日本には、疎開してくる人々のために、また、国の食糧供給地として、何としてもこれ以上の放射能汚染を避ける責務があると考えます。

 以下について、充分ご配慮いただきますよう衷心より申し入れいたします。



1 「国による安全基準や処理の指針」が信用に足るでしょうか


 1)被曝許容量

 これまで政府は、法律で定められた、一般人の被曝許容量1mSv/年、放射線取り扱い者の被曝許容量50mSv以下/年で100mSv以下/5年、事故継続など緊急時許容量 20〜100mSv/年を安易に変更し、子どもを含め被災地住民の被曝許容量 20mSv/年、福島原発事故の収束に従事する作業員の被曝許容量250mSv/年などと法解釈を勝手に逸脱してきたので、国民から一斉に非難を浴び、世界もあきれてはてています。


 2)食品暫定基準値

 同様に3.11後、国の定めた食品の暫定基準値は、飲み物で 乳児100Bq/L、セシウム200Bq/L、ヨウ素300Bq/L、食品で 500Bq/kgと、チェルノブイリ原発事故後に諸外国が定めた基準値よりも驚くほど高い数値です。

 新基準は来年4月から、飲料水10Bq/L、乳児食品50Bq/kg、牛乳50Bq/L、一般食品100Bq/kgを適用するそうですが、これとてドイツ放射線防護協会が日本人に推奨した未成年者4Bq/kg、成人8Bq/kgをはるかに上回っています。


 3)がれきの放射線量測定と焼却

 被災地のがれき放射線量測定方法にも問題があります。ガイガーカウンターで測定できるのはγ線だけで、α線β線は放射線の飛距離が短いので測定が難しいのです。そもそも政府はα線(プルトニウムほか)は殆ど飛んでいないという立場を崩していませんが、プルトニウムは福島原発敷地外(飯舘村ほか)で大量に確認されたほか、福島原発事故由来のプルトニウムは米国西海岸でも確認されており、またβ線(ヨウ素、ストロンチウムほか)も各地で確認されています。政府が問題なしと判断する汚染濃度のがれきであっても放射性物質の総量で、内部被曝による多大な健康被害がひき起されると想定する必要があります。

 安易にがれきを受け入れた結果、焼却した後に県土が より放射能汚染される先行事例として、山形県があります。がれきを受け入れ焼却した山形市では降下物からセシウムが福島市の14倍検出されました。国のがれき受け入れ基準8000Bq/kgのところを、山形県は独自に4000Bq/kg以下という基準を設け、山形市は200Bq/kg以下のがれきだけを焼却したにも拘らず、焼却により濃縮されたのです。

 また、放射能汚染のホットスポットのある千葉県でも、クリーンセンターの煙と汚水からセシウムが検出されています。セシウムは671℃で気化、すなわち焼却により、N95マスクでも防げない超微細粒子のガスとなるのです。ガス化した核種は、市町村の焼却炉に付設されているバグフィルターなどではとりきれず焼却場周辺に飛散し、今後、周辺地域住民の健康被害が重大な問題となるでしょう。それは、ダイオキシン汚染の轍を踏むだけであり、焼却場自体もまた処理できない巨大な核のごみと化すでしょう。

 がれきは広域に搬出してはならないし、ましてや焼却などしてはいけないのです。



2 「助け合いの気持ち」から西日本を放射性物質で汚染させていいのでしょうか


 1)汚染を拡げてはならない

 北は青森県、南は静岡県浜松市までの地域が5月までに100MBq/km2以上の放射性物質で汚染され尽くしました。県土の放射能汚染のリスクを冒してまで被災地のがれきをあえて受け入れることに、県民として断乎反対します。


 2)本当の助け合いとは

 すでに高知県には、被災した東北や関東地方から避難してこられた方々が多く居住しています。また、諸事情で避難できない方々は、高知からの農作物はじめ物資の配送に頼っています。こうしたみなさんが、避難先、あるいは供給元である高知県の放射能汚染の危機を、どう思うでしょう。

 高知県は、耕作放棄地を活性化し、 農業などに従事してきた被災地住民を受け入れ、 農作物など食糧の増産体制を整えることこそが、本当の助け合いではないでしょうか。

 がれきではなく、人をもっと受け入れてください。

          

                             以上

がれき処理問題 | comments(4) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

三号機が核爆発した原発がある地域がゴミ捨て場になる!!
miffy | 2011/12/28 10:59 PM
瓦礫の処理は慎重の上にも慎重にに行わなければいけないと思ってました。山形市で焼却処理を行い、汚染が拡大したことは痛恨の思いです。国ががれきの処理を地方自治体に押し付けた結果ではないでしょうか。
harumi | 2012/01/04 4:30 PM
私は高知県民ですが、今は千葉におります。こちらで線量計をもって各地で計測をしています。線量は確実に上がってきています。
たとえ政府が「汚染ガレキ」ではない。と言っても、逆のあの膨大な量の汚染ガレキの全てを計測することは不可能であり、その証明じたいおおよそ、信憑性のあるものとは言い難い現実があると思います。

もし、処理するならば、すでに汚染されている地域を中心に考えるしかないと考えます。モノを動かすな。人を動かせ。これが放射性廃棄物等、放射能を処理する場合の根本的な世界的な常識であり処理方法です。

実際、政府が言っていることは全てアテになっていません。ウソ八百で後出しジャンケンでセシウム降下量などを発表し、東京都民全員を内部被曝させてしまいました。
このことは絶対に忘れません。未来永劫償えないことなのです。こんなお金や体裁のために命や環境を犠牲にする政府を信頼することは到底不可能です。

どうぞ、高知、四国の自然を出来る限り守ってください。よろしくお願いいたします。


3mm | 2012/01/15 11:17 PM
高知県民ですが、がれき受け入れ信じられません。
汚染区域広げてどうする気なんでしょう……。汚染されてない区域まで汚して復興支援するのは本末転倒です。そんなの賛成派が大好きな「絆」でも「助け合い」でもありません。
それに高知県だけでも最悪なのに、近隣の県にも迷惑がかかる!
尾崎知事には絶対に、考え直してもらわなければなりませんね!!
土佐人 | 2012/03/21 12:52 AM
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